2007-08-01

Code Complete第2版 ―完全なプログラミングを目指して

 現代のコンピュータサイエンスは、一般的なプログラミング問題のほとんどを除去する効果的な方法を編み出しています。
しかし、現場では依然としてバグが蔓延し、スケジュールは遅れ、予算をオーバーし、ユーザのニーズを満たせていません。
この現状を改善するためには、コンピュータサイエンスの成果を学ばなければなりません。
本書は、特殊な技術専門誌だけで発表されてきたベストプラクティスを、わかりやすく、体系的にまとめたものです。

詳細設計からコーディング、単体テスト、統合テストあたりまでの工程を、この本ではコンストラクションと呼び、ここに焦点をあてています。
なぜなら、この工程がソフトウェア開発の中心であり、最も時間がかかるところだからです。

ソフトウェア開発において、高品質高生産性を達成するにはどうすればいいのか?
コンストラクションを中心に据え、高い視点で全体を俯瞰する目から、微に入り細に入る現場の目まで、全てがきちんと網羅された素晴らしい本です。

コーディングに焦点が当てられているにも関わらず、プログラミング言語には依存しない、普遍的な内容になっています。
下巻はこちらCode Complete第2版〈下〉―完全なプログラミングを目指して

 このボリュームが薄い!と思えるほど読みやすく、またこの価格が安い!と思えてくるほど凄い量と質の知識を得ることができます。

全てのソフトウェア開発者に読んでいただきたい本ですが、リーダーやマネージャの方には、とくにオススメします。
品質を高め、スケジュールを制御可能にし、予算を守り、ユーザの満足を勝ち得ることができるチームを作りましょう。

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