2007-06-21

プログラマの方のための第1回: おことわり

プログラマさん、はじめまして、こんにちは。
オブジェクト指向のおはなしをはじめるにあたって、まずはプログラマさん向けの前提というか、スタートアップです。

最初にはっきりさせておきたいのは、免責事項というか、ご容赦いただきたい点です。
プログラミングを経験していらっしゃる方は、既にオブジェクト指向についていくらかの知識をお持ちのことと思います。
そこで、あなたがお持ちの知識とここでの解説には、いくらかズレが生じる可能性があります。
そこのところについて、あらかじめ誤解が生じないようにご説明しておきたいと思います。
  1. プログラム言語に依存しないために
  2. 普遍的知識
  3. 情報の正確性について
プログラム言語に依存しないために
各プログラム言語は、オブジェクト指向の全ての側面を実装しているわけではありません。
それぞれの解釈にしたがって、実現すべきところとそうでないところを取捨選択して実装されています。
また、同じ側面を実装するにしても、その実現手法はそれぞれです。
そういうわけで、ここで説明する内容は、必ずしもあなたが得意な言語でそのとおりに実装されているとは限りません。
しかし、オブジェクト指向そのものを理解することにより、あなたが使用している言語がなぜそのように設計されているのかを理解できるようになるかもしれません。
言語の設計意図が理解できれば、その言語をよりよく使いこなせるようになるでしょう。
普遍的知識
同じソフトウェア業界でも業務系や組み込み系、ゲームなど様々な系列があり、それぞれ重視する面が違います。
ここでは通信や並行処理、リアルタイムなど特定の方面に偏ることを避け、できるだけ普遍的な話題を扱います。
情報の正確性について
このブログでは、完全に正確な説明よりも、できるだけわかりやすい説明を優先します。
そのため、多少乱暴だったり強引なところがあるかもしれませんが、平にご容赦ください。
また、私の理解と確認が隅から隅まで完全であることを保証することはできません。
正確な定義を確認する必要がある部分については、他のサイトや良書をご確認ください。

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